★Ver.7お読みいただいている皆様、ありがとうございます!いよいよ・・念願の結婚式です! お気づきかもしれませんが、ゲファは続編に入って ミヌの後をついていくようになりました これは今まではシングルマザーとして奮起していましたが ミヌの愛情によって守られそして自分は支えとなり ついていくという意思を持たせてます ミヌとゲファの晴れ姿をご覧ください! ======================================= Dear My Sweetheart ■第11話~WEDDING 翌日、いよいよ待ちに待った念願のミヌとゲファの 結婚式の日となった 5月中旬のチェジュは快晴ですっかり初夏らしい風と 明るい陽射しが海に照りつけ一層輝いていた 挙式は午後だったが撮影もあったので 8時には二人とも用意に入らなければならなかった イェウナとミンジもフラワーガールで用意があるの でボンニムにお願いしてゲファはメイクルームに入ると ミヌのスタイリスト リュウがにこにこして待っていた 『おはようございます。よくねむれましたか? いいお天気でよかったですね』 といいながらゲファを座らせた 『ええ しっかり寝れましたが今はちょっと緊張しています』 リュウは微笑んで 『気を楽にしてください 私に任せてくださいね 今日髪はアップでいきたいのですがいいですか?』 と聞くとゲファはにこやかに 『お任せしますわ。もう2度と着れないくらいのドレス を彼が用意してくれたのでそれに合わせてください』 リュウは笑ってうなずくとゲファの髪をセットしはじめた そして髪型からはじまりメイクも仕上げ アップされた頭にはティアラがセットされた その頃、早々とメイクも終わりゲファの選んだ タキシードを着こなし撮影ルームに案内されたミヌは 1人でにやけてまだかまだかとゲファを待っていた するとベルマンの恰好をした見覚えのある顔が カメラをもって入ってきた ハン記者である 『ミヌさん!ようやく会えました・・おめでとうございます! ぜひワンカット撮らせてください』 ミヌはびっくりして 『ハン記者!どうやってもぐりこんだんだ?勘弁してよ』 ハン記者も食い下がらない 『ミヌさんがここまでこれたのも、僕の記事や取材が あってでしょ お願いしますよ ここまで来たんだから』 相変わらずしつこいハン記者である 『今回は非公開なんだ!でていってくれ!』 ミヌは係員をよんでハン記者を退室させた ようやくゲファがドレスに着替えて始めると ドレスが前回店で決めた雰囲気と違って見えた ゲファも鏡を見て唖然としてしまっていた ドレス全体にきらきら花を形どってクリスタルの粒のようなものが ところどころにちりばめられていた 確かこんなはずはない・・と戸惑っていると リュウがその様子に気が付いて 『気が付かれました?実は試着した後にミヌさんが デザイナーにいってスワロフスキーを付けて もらったんですよ デザイナーもご苦労されたようです 同じものは作らないって聞きましたよ もう完全なオートクチュール(1点もの)ですよ』 『そうだったんですか・・すごく綺麗、また感激しちゃうわ』 ゲファはキラキラ輝くドレスを見回し嬉しそうに微笑んだ リュウは仕上げにゲファの首に ダイヤモンドのネックレスとイヤリングをつけていると ボンニムがブーケを持ってきた 『わあゲファ!すごくきれいだわ!誰かと思うくらい別人よ それにすごく素敵なドレスだわ・・・一般人じゃめったに着れないわ あらっなにかキラキラついてるわね! やだっこれまさかファッションショー用じゃないわよね』 ゲファは嬉しそうに 『1点ものになったの 世界で1つよ! ミヌさんがそうしてくれて・・ すごく素敵でもう感激しちゃって・・』 ゲファはバラのブーケを持ち改めて鏡を見た 早くミヌに見せたい・・彼はどう思うだろうか ボンニムもさすがに感激しながらゲファに言った 『ほんとにほんとにゲファ・・ミヌさんに感謝しなさいよ』 リュウが最終チェックが終わり 『では、先に写真撮影がありますから 式の直前にベールをつけますからね』 『ボンニマ、子供たちをお願いね』 ゲファは子供たちを頼んだ 『わかったわ、ゲファ!じゃがんばってね!』 ゲファは係員に案内され リュウとミヌの待つ撮影ルームへ向かった その頃、ミヌは少々苛立っていた どうやらホテルの外は記者とファンで かなり騒いでいるらしい ホテルの支配人が駆けつけてきて 『ミヌ様、外にも大勢記者がおりまして・・私どもも なんとかホテル内は抑えたいのですが・・どうしても 会見してほしいと騒がれまして、やはり会見されませんか』 ミヌは支配人をにらんで 『今回は会見はしない、打ち合わせ通りに・・』 とミヌがいいかけた瞬間、言葉が止まってしまい 口をぽかんとあけてしまった ゲファが案内されて入ってきたのが見えた 白く上品なシルバー刺繍とスワロフスキーで ちりばめられた白銀のドレスがゲファを 包み込んでいた ミヌが別人ではないかと思ったくらい 彼女は輝きいつもと違う雰囲気だった いつも前髪を下している彼女は 髪をアップにして額をだしていて 髪の上にセットされているティアラが上品に 彼女を更に演出していた ミヌはゲファを見た瞬間、考えが変わった どうしても自分の妻になるこの白銀のドレスを着た ゲファをお披露目したくなってしまった ミヌは支配人に言った 『式の後に会見を10分だけやるから場所を用意してくれ』 支配人はほっとして 『かしこまりました 記者に案内してきます』 ミヌはリュウにバラのブートニアをつけてもらうと すぐにゲファに駆け寄った ゲファは恥ずかしそうに 『ミヌさん・・』 『ゲファさん・・本当に本当に・・きれいだ・・』 ミヌはそう言ってゲファを見つめた 『ミヌさん、ドレスに花が咲いたわ、 すごく気に入ったわ 本当にありがとう』 『うん輝いてるよ デザイナーを口説いたかいがあった』 『ミヌさんも素敵よ、ちょっと動かないで』 ミヌのネクタイが曲がっていたので ゲファが両手で治すと ミヌはゲファの腰に手をまわして 『すごく、抱きしめてキスしたいけどいまは我慢するよ』 と耳元でささやいた 『もう!ミヌさんったら・・動くとなおせないわ』 と微笑みながらゲファは答えた カメラマンがやってきて 『じゃあ何枚かとりますね、ミヌさんがリードしてあげてください』 ゲファを椅子に座らせ後ろにミヌがたつと ミヌはゲファの肩に手をおいて言った 『固くならないで、笑って』 さすが撮影になれているミヌは ゲファをリードして何枚かポーズをとった そして約30分間、二人の撮影は続いた そのころ、ミンジとイェウナは白いドレスに着替えていた ボンニムはミンジとイェウナに 『ミンジ、イェウナ、いい?オンマの前をゆっくりゆっくり お花を持って歩くのよ できる?』 ミンジはにっこり笑って 『うん、大丈夫 できるわ、こんな感じでいい?』 とミンジはそろりそろりと歩いてみせた イェウナも真似をして歩いた ボンニムは笑って 『そうそう!そんな感じでいいわ、イェウナもできるわね』 イェウナもうんうんとうなずいた ボンニムは二人の手を取って 『さあ、変身したオンマのところへ行こうね』 ボンニムは2人を控室へ連れて行った 今回ミヌは親しい友人や業界関係者を 80名ほど招待していた 中には 有名な俳優女優、歌手なども招待されていた 結婚式は午後2時からだったので 午前中にぞくぞく会場に集まってきていた ゲファが働いていたショウ・カンパニーユ代表も 到着していた。別居している妻のハンジョンアとホテルの ロビーで待ち合わせをしていた 代表もこの2人の結婚式を見れば、またちがった 変化があるかもしれないと思っていた やく20分後にハンジョンアが到着して、代表は 約半月ぶりの再会となった 『ひさしぶりね、元気だった?』 ハンジョンアは微笑んだ ユ代表は 『ああ、よく来てくれた ミヌも喜ぶよ』 『あらあなたは喜んでくれないの?』 ハンジョンアは見つめて言った 『もちろんだよ、会えてうれしいよ、行こうか』 なごやかな会話で二人は会場へ向かった ミヌとゲファは撮影を終えて控え室に入ると ゲファとソファーに座った オレンジジュースを係員から出され2人は 飲みながら、ミヌは心配そうに言った 『ゲファさん疲れてない?まだまだこれからだからな』 『大丈夫よ、もうこのドレスが着れて嬉しくて』 ゲファは嬉しそうに言った 『そんなに気に入った?じゃあ 堂々とバージンロード歩いてこいよ』 と言ってやさしく抱きしめた ゲファもミヌを抱いて 『ええ・・ミヌさん、ちゃんと歩いていくわ』 抱きしめた後、お互い見つめていたが ミヌが少しさびしそうに言った 『本番に誓いのキスがあるから我慢してるんだ』 ゲファはくすっと笑って言った 『そうね神聖な日だから我慢しないと』 2人は顔を見合わせてお互い笑った ドアがコンコンとノックされて係員が ボンニムとミンジとイェウナを案内してきた 『うわあ!オンマすごくすごくキレイ!』 とミンジは興奮していった ミヌは誇らしそうに 『ミンジ、俺はどう?決まってるだろ』 どうしてもミヌはミンジに認めてもらいたかった 『アジュシもカッコいい!王子様みたいね 頑張ってね』 『おう!ミンジしっかり見ててくれ』 ミヌはミンジと手をパチンと合わせた 『イェウナ ゲファさんは今日から イェウナのオンマだからな』 ミヌはイェウナにいうと イェウナはゲファのドレスをひっぱって小さな声だったが 『オンマ、きれい』 と言った ミヌとゲファは顔を見合わせ驚いた ミンジも驚いて 『イェウナがオンマっていったわ』 ミヌも嬉しそうに 『イェウナ!』 といって抱き寄せた ゲファは泣いてはいけないと思いつつ涙を押さえていた ボンニムがゲファに 『ゲファ泣いちゃだめじゃない 晴れ舞台なんだから』 とハンカチを差出した ゲファはハンカチを目にあてると 『ええ!そうね!しっかりしなきゃ』 と答えた ミンジも心配そうに 『オンマ、お化粧が崩れるわ しっかりしないと』 それを聞いてみんなが和やかに笑った そんな中、係員入ってきて 『そろそろミヌ様お時間です ご招待のお客様がかなりいらしてますので』 と言った ミヌは挨拶に行かなければならず 『ゲファさんじゃあ、待っているから』 と言ってでていった リュウが入ってきてメイクを直しベールをつけた 5メーターほどの長いものでベールにも 細かいクリスタルがちりばめられていた ボンニムは 『素敵!ばっちり決まったわね じゃあ 2人を連れて行くからあとでね』 ミンジも笑って 『オンマ、ちゃんと前歩くから あとからついてきてね』 ゲファは微笑んで 『わかったわ、ミンジ、イェウナ後でね』 ボンニムは子供たちを連れて行った ユ代表とハンジョンアが会場につくと ホン室長とファン室長が待っていた 『あっ代表!こちらです』 『まあハン先生、ご無沙汰です』 ホン室長はハンに挨拶していると ちょうどミヌが入口で気が付いた ホン室長が 『ミヌさん!おめでとうございます』 ミヌは笑顔でホンに会釈し、代表に声をかけた 『代表、ハン先生も一緒だったんですね』 『ミヌ、おめでとう!ばっちり決まってるな』 代表は手を差し出した ミヌは代表と握手し 『ありがとうございます、来てくれて嬉しいです』 と答えた ハン先生も 『ミヌさん決まってるわね!いつまでも仲良くね』 ミヌは笑顔で答えた 『はい、ありがとうございます』 と会場に4人を案内した。 白で統一された会場には15メートルほどある長い バージンロードにそって両脇に花びらとところどころに キャンドルとバラのオブジェに囲まれていた 司会が位置について ざわめいていた会場は静かになった 司会がマイクを手にして言った 『それではソンミヌ氏とユンゲファ嬢の結婚式を 開催いたします まずはじめに新郎入場です』 クラシカルな音楽が鳴り始め 拍手喝采と歓声の中ミヌがにこやかに入場してきた ミヌが中央にたどりつくと後ろを見て ゲファを待った 『それでは続きまして新婦の入場です』 と司会が宣言すると 結婚行進曲にあわせて 最初にミンジとイェウナが花束を持って ゆっくり入場してきた ベールをかぶったゲファはその長い バージンロードの先で ゲファを見つめて待っている ミヌの元へゆっくりゆっくり歩いていた ゲファのドレスとベールがきらきら 輝いて招待客から拍手と歓声をあがった ホン室長はファンに小声で言った 『あれ!A先生のウェディングドレスだわ! それもクリスタルがついてる!』 ファンが感心して 『へえ・・結構いい値段ですよね』 ホンは興奮して 『オートクチュールクラスだわ!値段なんてつけられないわ』 『ゲファヌナ、綺麗になりましたよね』 『ゲファさん・・綺麗になったわ、やっぱり年下のほうが 若くなるのかしら・・』 ホンはため息をついた ゲファは歩きながらミヌとの出会いを 走馬灯のように思い出していた 初めて部屋でソンミヌと出会ったとき ミヌがオンマになってくれと言われ 誤解したこと・・ チョン室長をミヌが殴って手をひっぱって 連れ出してくれたこと・・ 冷蔵庫の前で初めてキスをしたこと サウナでミヌが耳をふさいで見つめてくれたこと ミヌが記者だらけの中を連れ出してくれたこと イェウナがいなくなりミヌが抱きしめてくれたこと 様々な思い出が掛けめくり ゲファは胸がいっぱいになりながら ミヌの元へ向かっていった ミヌもゲファを見つめながらいろいろ思い出していた ミュージカルの契約で待ち合わせた場所 にいくと嬉しそうに抱きついてきたこと 落ち込んだ時、ひどい歌を聞かせて笑わせて くれたこと スーパーにひっぱりだされてあわてて逃げたこと はじめてゲファのトマトジュースを飲んだこと ミュージカルの後落ち込んだゲファのために歌ってあげたこと ついついゲファにキスをしてしまったこと チョン室長を殴ってその場から連れ出したこと 3人で動物園にいったこと 落ち込んだ時ゲファが抱きしめてくれたこと いつしかゲファの存在が気になり いつのまにかゲファをほっとけず ゲファはかけがえのない存在となり そしてようやく今日この日やっと 自分の妻になってくれる・・・ ミヌは思いながら一歩一歩近づくゲファをじっと見つめ 自分の元へ来た瞬間、絶対生涯離さないと ミヌは心に決めながらゲファを待っていた ようやくミヌに近づいたとき、子供たちはすっと 横にそれ、2人を見上げていた ボンニムが後ろから小さな声でミンジに 『上手だったわよ 席にもどりましょ』 と2人をそっと席に戻した そしてミヌはもう待てずにゲファを 迎え手を差し伸べようやく2人が 揃い、お互い微笑んだ ミヌは笑顔で 『待ちくたびれたよ』 と小声でささやいた ようやく揃った2人は祭壇へ近づいた 祭祀は2人に声をかけた 『ソンミヌさん、ユンゲファさんお互い向かって礼をしなさい』 2人はお互い深々と頭を下げ 顔をあげるとまた祭祀に顔を向けた 祭祀はつづいて 『誓いの言葉をのべなさい』 ミヌは宣言した 『本日、私、ソン・ミヌは隣にいるユンゲファさんを 妻とし生涯ともに歩んでいくことを誓います』 続いてゲファが 『私、ユンゲファはソン・ミヌさんを夫とし 喜びも苦しみも分かち合い幸せな家庭を 築いていくことを誓います』 と2人は宣言し、指輪の交換を行った 祭祀は続けて 『新郎は新婦のベールをあげて・・誓いの口づけを ・・・あまりながくならないように』 まわりはどっと受けていた ミヌはにこりと笑い ゲファのベールを静かにあげて 見つめてからゆっくりゲファにキスをした そして、終わると2人に祭祀が 『たった今、2人が夫婦になったことを宣言する』 2人は祭祀に向かい礼をして そして集まってくれている招待客に向けて礼をした 司会は声高らかに宣言した 『お二人の新しい門出です、皆様盛大な 拍手でお見送りください』 というと、場内が歓声と拍手が鳴り響いた 2人はゆっくりバージンロードを進むと 両サイドから歓声とフラワーシャワーをうけた ミヌはにこやかにゲファも微笑みながら 花びらが舞う中を歩いた 『このあと隣のホールにて、30分後に披露パーティーとなりますので 皆様ご移動ください』 とアナウンスが流れ招待客は移動をはじめた ミヌとゲファは会場入り口で挨拶を していると、支配人がかけより 『ミヌ様、用意はできております』 とささやいた ミヌはゲファにすまなそうに言った 『ゲファさん、どうしても記者が会見といってる 10分だけいい?何も答えなくていいから』 ゲファはにっこりと笑い 『スターソンミヌの晴れ舞台じゃない、 マネージャーとしては嬉しいわ』 ミヌはあわてて 『マネージャーはちょっと忘れて・・ 今日は主役なんだぞ それにもう奥様なんだ』 ゲファは笑って 『わかったわ ちょっとカメラは苦手だけど なるべくにこやかにしているわ』 ミヌは安心しながら 『じゃあ、いこう』 と支配人の後につづいた ホテルが用意した会場には ソン・ミヌが10分のみ会見を行うと聞いた 報道陣がやく80名は集まっていた もちろんハン記者は一番前を確保していた 『ミヌ氏め!非公開といって追い出したくせに あとで会見とは・・いっぱいくわされたな』 ハン記者は独占にならずむくれていた 支配人がまず入り 『たったいま、式が終わりましたので ここで10分のみ会見を行います 写真は5分間のみ、5分はご質問に お答えするそうです。なお、新婦には ご質問はお控えください お約束を 守られない場合は即、会見を中止いたします』 とアナウンスした後、ミヌとゲファは ゆっくり会場へ入ってきた 大きなどよめきと歓声のあと 報道陣が一斉にシャッターをきり 約5分間、フォトタイムとなった 『ミヌさん笑ってください』 『奥さんも笑ってください』 と方々から声が入り、ミヌはゲファの腰を 後ろから支えて寄り添うように2人は立った 支配人は 『それではフォトタイムは終了です』 ミヌはマイクをもち記者に向かって言った 『ます、お集まりいただきありがとうございます 本来、非公開でしたのでそのつもりはありません でしたが、皆様の熱い希望にお答えいたしました 本日、無事こちらのユンゲファさんと挙式を 終えましたことをご報告いたします』 と2人で頭を下げた 支配人がつづけて言った 『それではご質問をお受けします』 『ミヌさん、おめでとうございます いまのお気持ちを聞かせてください』 『ゲファさんとどんな家庭をつくっていきたいですか』 質問が飛び交った ミヌはにこやかに 『今はここまでくることが長かったことと ようやく晴れて式を終えたことほっとしています これから、2人でお互い支えあい明るい笑いの たえない家庭を作っていきたいと思います』 更に別に記者から 『お話では奥様が当分マネージャーを やられるということですが』 ミヌは自慢そうに 『はい、しっかりしているマネージャーなので 信頼をもって支えてもらいます』 と言い切ったので記者からどよめきたった 支配人は 『最後のご質問をお受けします』 記者はまたフラッシュをたきはじめ 『最後にファンのかたへ一言お願いします』 ミヌはさらに笑顔で 『ファンの皆様、いままで暖かく見守ってくれて ありがとうございます。これからもどうぞ 応援よろしくお願いします』 と頭を下げた ゲファも同じくあわせて下げた 支配人は 『それではこの辺で会見を終わります』 ミヌとゲファは記者にお辞儀をして ゆっくり会場を後にした フォトフラッシュは2人がでていくまで 続いていた ミヌとゲファは一度控室に入り、 ゲファは椅子に座るとリュウがベールをとり メイクを治した リュウはにっこり笑ってゲファに言った 『披露宴ですが、このドレスでいかれますか? 一応、イブニングドレスも用意しましたが』 ミヌはゲファに言った 『ゲファさん、披露パーティーだから 別のドレスを用意したんだ』 ゲファはとんでもないというように首を振った 『このドレスじゃお客様失礼ですか?』 リュウは手を振って 『全然、問題ありませんよ』 ゲファはにっこり笑って言った 『じゃあこのドレスまだまだ着ていたいわ ミヌさんいいでしょ』 それを聞いたミヌは 『ヒョン、どうしよう』 リュウはにこやかに 『そうですね、オートクチュールのようなものですし わかりました ミヌはネクタイをこっちのブルーにかえて あと、胸飾りをもってきたからこれを』 とスタッフに渡してネクタイをかえさせた あとゲファをみて 『少し髪型もかえればイメージも変わりますよ それからティアラとアクセサリーもかえましょう』 ゲファはにこやかに 『わがまま言ってすみません、でもこの大事な素敵な日に このドレスをめいいっぱい着たいんです』 リュウはにこっと笑って 『僕もゲファさんならそうしますよ! 絶対こっちのほうがいい なっ、ミヌ、ゲファさんならそういうといっただろ』 ミヌは少し口をとんがらせて 『確かにいったけど・・ゲファさんほんとうにいいの?』 ゲファはにこやかに 『妻の私がいってるのよ 大丈夫』 ミヌはしかたなさそうに 『まあ・・最高のドレスだからな』 ようやく納得した ミヌはネクタイをブルーのボウタイに して、胸にはダイヤがちりばめた ブローチをつけた ゲファは髪型を少しかえて ティアラはパールとダイヤモンドが ちりばめたものにかえて ネックレスとイヤリングもパールと ダイヤモンドのコンビの大きなものをつけた 瞬く間に2人はイメチェンをした 係員がはいってきて 『そろそろ会場も用意ができましたので』 ミヌはゲファをのぞきこんで 『いやー奥様になると強いな でもまた雰囲気がかわりきれいだ』 ゲファは笑って 『リュウさんのおかげだわ、でもまた一段と華やかになったわ』 ミヌは腕をだして 『じゃあ、奥様出発しますか』 ゲファも腕を組み 『旦那様、ご一緒しますわ』 と答えた リュウはにこやかに 『2人とも最高に素敵ですよ いってらっしゃい』 と2人を送り出した 2人は音楽にあわせて 会場へ入っていった 会場内は拍手と声援が飛び交い ミヌとゲファの姿にどよめいていた 2人はメインテーブルに座り まずミヌがお礼を言ってからみんなで 楽しみながら、食事をしたいといって なごやかに宴席が始まった ミヌとゲファも食事をとりながら お祝いの言葉や歌や催しが 盛りだくさんな宴会がいつまでも 続いていた >>>続く ジャンル別一覧
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